<関係部署との質問書をめぐる懇談会も開催されました‼>
去る2月18日(火)に、台風19号浸水被害関連の「要望書と質問書」を、川合善明市長に提出しました。
2017年の台風21号では、寺尾地区に甚大な浸水被害をもたらし、2019年の台風19号於いても同様の被害にみまわれ、川越市内の床上浸水被害の73%「141件(12月2日現在)」が寺尾地区に集中するなどし、「今後はどうなるのか?」と住民の不安は増すばかりとなっています。
要望書提出にあたっては、寺尾自治会の4会長・被災者代表2名・副会長2名・高階地域の市議会議員5名が参加し、細部にわたって説明をしてまいりました。
以下、要望書の内容となります。
(1)江川水位の低減策による床上浸水の根絶とその為の調節池などの建設
- 江川流域の小中学校(4校)の校庭への大型水槽(合計で平成29年の浸水氾濫の総ボリューム相当)の設置、及び周辺田畑への調整池の設置
- 寺尾調節池への寺尾地区の滞留水(内水)排水の許可
- 江川下流域の新河岸川への放水ポンプの能力アップ(+500t/分以上)
- 江川1号雨水管の後原雨水管との合流による江川水位低減の実施
- 江川への雨水の流れ込み抑制策の早急な実施
(2)新河岸川水位の低減策について県への緊急要請
- 渋井水門増設の早期完成、及び浚渫工事の早期実現など
(3)川越市被災者生活支援制度の早期確立と埼玉県の共済制度適用の要請
- 中核都市の川越市に災害時の被災者支援制度は必須
- 埼玉県被災者支援制度の半壊世帯に対する早期適用の要請
関係者一同、要望書提出の様
要望書提出後、川合善明市長より、「ふじみ野市、県、国と連携しながら実現の可能性を検討したい」とし、後日改めて文章で回答するとのことになりました。
その後、浸水被害に於ける11項目の質問書をめぐる関係部署との懇談会が開催され、寺尾自治会側から暫定的、恒久的な治水対策を講じるべきである旨を提案しました。これに対して市側は、少しずつは進めてきましたが、さらに「市としてやるべき物、県にも要請していかなければならない物等」検討課題とし考えて行きたいとのことで、後日改めて文章で回答することとなり、大きな進展はありませんでした。
地球温暖化現象の中、何時集中豪雨に見まわれるか、雨期も迫って来ており暫定的な浸水被害対策が早急に求められていることを強調し、午後0時10分に終了しました。
今回の要望書提出にあたり、多くのメディア方が来られ、新聞・テレビでの報道に感謝申し上げます。
懇談会の関係部署の出席者
寺尾自治会と関係者懇談会の様子
2019 年台風 19 号関連で要望書提出時に、新聞各紙から取材を受けた記事です。
2月19日の朝刊より ↑朝日新聞に掲載 ↓埼玉新聞に掲載